【看護師ママ】有給休暇を子どもの卒業式や入学式のために取得するコツ!

卒業式

子どもの卒業式、続いて入学式という大切なイベントに、有給休暇を取りたいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

仕事を休むことが難しいと感じることも多々あるとは思いますが、卒業式も入学式も子どもにとって一生に一度の大切なイベント。

ママとしてはぜひとも出席したいものです。

そこで今回の記事では、看護師ママが子どもの卒業式や入学式に出席するために、有給をスムースに取る方法やコツについてご紹介します。

仕事と家庭を両立させながら、家族の時間を大切にしたいと思っている看護師ママの方々に役立つ情報を提供しますので、ぜひ最後までお読みください。

この記事でわかること
・看護師ママが有給休暇を取得するための基本的な条件と制度
・卒業式・入学式に有給を取るための計画・調整のポイント
・職場との円滑なコミュニケーション術と実体験
・有給が難しい場合の代替手段と実用的なアイデア
・よくある質問(Q&A)と現場に即した回答事例

目次

看護師ママが取得できる有給休暇とは

卒業式

看護師ママが取得できる有給休暇とはどのようなものでしょうか。

有給休暇は取得できる?

有給休暇は取得できるのでしょうか?

この疑問にお答えします。有給休暇は取得できます

有給休暇は、労働者に対して法律で定められた休暇であり、労働者が自己の意思で利用することができます。

飯野

ただし、有給休暇を取得するためには、ある程度の条件があります。

まず、有給休暇の取得には、労働者が所定の勤務期間を経過している必要があります

病院によって異なりますが、一般的には6か月~1年以上の勤務期間が必要とされています。

また、有給休暇は法律で定められた最低限の日数がありますが、病院によってはそれ以上の日数を設定している場合もあります。

私の体験談
私が働いていた職場では6か月の勤務期間を目安としていました。

有給休暇は15年前はとても取りにくかったです。

有給休暇を取ることを病院は推奨していましたが、実際は暗黙の了解で「絶対に自分からは取らない。打診されたら希望を言う」あるいは「有給休暇は師長が月に一回職員に割り振る(希望制ではない)」といった形で設定されていました。

年で定められた有給を使い切る方はいませんでしたし、「有給は自由に使えないもの」という認識でした。

しかしこの15年で大きく変わり、今では有給申請をする人も増えました。

私の今の職場でも有給申請は可能ですし、新人からベテランまで有給の希望が出せます。

もちろん私も有給申請をします!

飯野

有給休暇は労働基準法が認めた労働者の「権利」。効果的に使いたいですね!

(参考:厚生労働省「年次有給休暇の付与日数は法律で決まっています」)

有給休暇の取得方法

有給休暇を取得するためには、前もって申請が必要となります。

ただし、特別な事情がある場合や緊急の場合には、直前の申請でも有給休暇を取得することができる場合もあります

有給休暇(休日休暇)については日本看護協会がQ&A方式でまとめているので、ご参考にしてみて下さいね。

(参考:日本看護協会「休日休暇(有給休暇)」)

飯野

直前でも可能かどうかは病院や部署によって異なりますよ

私の体験談
私の働いたことのある職場では明確に「何日までに申請」といった決まりはありませんでした。

ただ、師長がシフトを組み始める前には伝えることになっています。

シフトを組み終えた後に申請すると、希望日の看護師数が足りなくなってしまう可能性があるためです。

「何日前か」というよりも「シフトを組み始める前」というのが基準でした。

看護師ママが有給休暇を使って子どもの卒業式や入学式に出席するコツ

卒業式

看護師ママが、子どもの卒業式や入学式に出席するために、有給を取得するコツについてご紹介します。

事前の計画と調整

有給休暇を取得する場合、事前の計画と調整が重要です。

まずは卒業式や入学式の日程を確認し、それに合わせて有給休暇を取得するための日程を決めましょう

また、同じように有給休暇を取得する予定の同僚やチームメンバーと調整することも大切です。

予定が重なってしまう場合は、早めに相談し、調整を行いましょう。

私の体験談
卒業式は、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学と色々あります。

私も同僚や先輩後輩と、どうしてもかぶってしまうことがありました。

子どもの大事な記念日ですから、出席したいのはどなたも同じです。

こんな時、看護師の人数を確保している部署だととても心強いです。

私は人数の多い部署で勤務していたので、数人の看護師ママの有給が重なっても問題ありませんでした。

看護師の人数をぎりぎりで揃えている病院や施設だと、とても困ったという話を聞きます。

\看護師数の多い職場の記事はこちら!/

コミュニケーションの重要性

有給休暇を取得する際には、上司や職場のメンバーとのコミュニケーションも重要です。

卒業式や入学式の出席のために有給休暇を取得する理由を丁寧に説明し、理解を得ることが大切です。

また、有給休暇を取得することで発生する業務の引継ぎや代替措置についても相談しましょう。

円滑なコミュニケーションを図ることで、有給休暇の取得がスムーズに進むことが期待できます。

私の体験談
看護師はチーム連携が必須の職業のため、コミュニケーションがとても大事です。

仕事上はもちろんですが、有給など休暇を取る時にも効果を発揮しますので、私としてはコミュニケーション能力を磨くことをオススメします。

日ごろから人間関係を円滑にしておくことで、希望の休みが取りやすくなります。

看護師ママは特に子どもの行事に合わせたシフトを組む必要があるので、日ごろから良い関係を築いておきたいですね。

代替手段の検討

卒業式や入学式に出席するために有給休暇を取得することが難しい場合、代替手段を検討することも一つの方法です。

しかし代替手段を検討する際にも、上司への相談は必要となってくるので、はやめの連絡と対策が必要です。

私の体験談
私や私の周囲の看護師ママの経験上、一日まるごと休暇がもらえなかったとしても、半日ならもらえることもあります

式典が午前なのか午後なのかは確認して交渉することをオススメします。

それでもダメな場合は仕事の時間の調整を試みます。

式典が午前から始まる場合には遅刻午後から始まる場合には深夜勤務希望や早退も有効です。

一番見たい場面を絞って対策していくと、良いでしょう。

私は一度だけ深夜勤務で駆け込んだことがありますが、卒業式入場には間に合わなくとも、授与式には十分間に合いました。

動画撮影も許可されている学校が大半だと思いますので、パートナーやママ友に動画をお願いするのもありだと思います。

有給休暇を取得するためには、職場のスケジュール調整や代替策の提案が重要です。

例えば、他のスタッフとのシフト調整や、代わりの看護師の確保など、職場の業務がスムーズに進むような提案をすることで、有給休暇取得のスムーズ化に繋げることができます。

式典の時間帯と勤務調整の対応例

スクロールできます
式典の時間帯勤務調整の方法補足ポイント
午前(9時~11時)遅刻申請(10時出勤など)・深夜勤務の翌朝に休暇取得前日に深夜勤務を入れることで、当日の午前を確保しやすい
午後(13時~15時)早退申請(12時退勤など)・午前勤務のみのシフト調整午後から式典参加が可能、午前中のみ業務
終日参加が必要な場合有給休暇の取得代替勤務の申し出式典前後も予定がある場合は1日休みが望ましい
緊急で前日決定時間単位有給半休対応上司への口頭相談+後日申請柔軟に対応できる職場か事前に確認が必要
複数の子どもが同日式典早退+遅刻の組み合わせ特別休暇(ある場合)申請特別な状況なので、事前調整・相談が必須

看護師ママの有給取得に関するよくある質問(FAQ)

看護師ママの有給取得に関するよくある質問についてお答えします。

卒業式や入学式のために有給を申請するのは非常識ですか?

いいえ、全く非常識ではありません。

労働基準法で認められた労働者の権利です。

特に育児との両立が必要な看護師ママにとって、計画的な有給取得は当然のこととされています。

直前でも有給は取得できますか?

基本的には早めの申請が望ましいですが、病院や部署によっては柔軟に対応してくれることもあります。

まずは上司に相談してみましょう。

子どもの式典に出席できない場合、どうすればいい?

遅刻・早退・半休・深夜勤務との組み合わせなど代替案を考えると良いでしょう。

また、パートナーや家族・友人に動画撮影を頼むのも有効です。

他の看護師ママと希望が重なってしまったら?

人数の多い部署であれば柔軟に対応できる場合があります。

日ごろから職場の人間関係を良好に保ち、相談しやすい環境づくりが大切です。

\ママが有給を取りやすい職場の情報はこちら!/

まとめ

卒業式

看護師ママの皆さんが、お子さんの卒業式や入学式に出席するために有給休暇を取得する場合は、有給休暇を取得できる条件を満たしているか、また有給休暇申請する時期についてあらかじめ確認しておきましょう。

有給休暇の申請は、上司へ相談しながら、早めに提出しておくと良いでしょう。

子どものイベントについては早めに把握し、職場のメンバーの予定がかぶらないかリサーチしておくと、スムースに有給休暇を取得しやすいです。

飯野
ベテラン看護師
私の看護師歴は20年以上。

大学を出て正看護師資格を取得し、10年以上を看護師ママとして病院で働いてきました。

新卒で配属されたのは集中治療室。

病院によっては新卒配属されにくい部署ですが、私の勤めた病院では新人育成に力を入れており、少人数ながら毎年新人が配属されていました。

その後、手術室、救命救急、救急外来、一般外来などに配属され、幅広いスキルを習得。

現在は子育てや家事を夫と協力しながら、救急指定のない病院で勤務しています。

子育てにも力を入れており、「勉強も運動も遊びも、楽しく無理なくのびのびと!」をモットーに日々過ごしています。

長男は昨年、志望校である偏差値70以上の進学校に合格しました。共働きでも学力支援は可能だと実感しています。
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