子育てと仕事を両立する看護師ママにとって、「在宅で働く」は大きな選択肢。
近年、看護師資格を活かした在宅ワークが増加し、実際に起業や副業を始めたママも少なくありません。
本記事では、オンライン健康相談や医療ライター、YouTube運営など、人気の在宅ワークを詳しく紹介。
収入の目安、メリット・デメリット、始め方もまとめて解説します!
この記事でわかること
・看護師ママが在宅でできる仕事の種類とその内容
・在宅ワークのメリット・デメリットと解決策
・人気の在宅ワーク(オンライン相談・医療ライター・YouTubeなど)の始め方
・在宅ワークの収入目安と成功のポイント
・よくある疑問や悩みに対する実践的なアドバイス
看護師ママは在宅でも働ける?

看護師ママは在宅でも働けるのでしょうか。
「看護師の仕事=病院やクリニック勤務」というイメージが強いですが、実は在宅で働ける仕事も増えています。
特に、コロナ禍以降、オンラインでの医療相談や遠隔診療のニーズが高まり、看護師の新しい働き方が注目されています。
私自身も在宅ワークを並行していますので、体験談を盛り込んでいきます。
看護師の在宅ワークは増えている?データで見る現状
近年、日本でも「リモートワーク」「フリーランス」という働き方が広まり、医療業界でもオンラインを活用した仕事が増加しています。
実際、内閣府の調査によると、2023年時点で医療・福祉業種全体のテレワーク実施率は11.3%とされています。
(参考:内閣府「第6回新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査 調査結果」)
さらに、在宅で可能な看護師の仕事には、オンライン健康相談、医療ライター、訪問看護、オンライン講師など、さまざまな選択肢があります。
実際に在宅で働く看護師ママの事例
例えば、元病棟看護師のAさん(35歳・2児のママ)は、現在「オンライン健康相談」と「医療ライター」の仕事を在宅で行いながら育児と両立しています。
「最初は仕事が取れるか不安でしたが、SNSやクラウドソーシングを活用して仕事を増やしました。今では病院勤務時代と同じくらいの収入を得られています。」(Aさん談)
このように、工夫次第で在宅ワークでも十分に収入を得ることが可能です。
高齢化や医療のIT化により、看護師の知識を求める仕事が増えているんですね。
看護師として働ける現場は昔よりずっと増えています。
資格を眠らせている方々には朗報とも言えますね。
看護師ママが在宅でできる仕事4選
それではどのような仕事があるのでしょうか。具体的に見ていきましょう。
看護師資格を活かして在宅でできる仕事は意外と多くあります。
ここでは、特に人気のある4つの仕事をご紹介しますね。
オンライン健康相談・カウンセリング
✅仕事内容:オンラインで患者や一般の人々の健康相談を受ける仕事です。
特に、妊娠・育児・介護など特定の分野に強い看護師のニーズが高まっています。
✅始め方のポイント
・「LINE相談」「Zoomカウンセリング」などのプラットフォームを活用
・SNSで発信し、相談希望者を募る
・「カウンセリング資格」などを取得すると信頼度がアップ
✅報酬:1回30分 3,000円~10,000円
私の体験談
私は特に妊娠・育児に関する相談を多く受けています。
この仕事の良い点は、どこにいても働ける自由さと、自分の経験を活かして誰かの役に立てるやりがいです。
相談者から「安心しました」と言われると、とても嬉しくなります。
一方で、悪い点もあります。
対面ではないため、表情や雰囲気を読み取りにくく、的確なアドバイスをするには工夫が必要です。
また、信頼を得るには資格や実績が重要で、集客にも時間がかかります。
それでも、オンラインならではの手軽さと可能性を感じる仕事なので、続けていきたいと思います。
※オンライン健康相談を始める際には、医師法との関係に注意が必要です。
厚生労働省「遠隔医療に関するガイドライン」なども参考にしてください。
医療ライター・メディカルライティング
✅仕事内容:医療・看護・健康に関する記事を執筆する仕事です。
病院の公式ブログや医療系メディア、製薬会社のコンテンツ作成など、多くの企業が医療ライターを求めています。
✅始め方のポイント
・「クラウドワークス」「ランサーズ」などのサイトで案件を探す
・自分のブログを立ち上げて実績を作る
・医療系資格を活かして専門性の高い記事を書く
(参考:クラウドワークス株式会社「クラウドワークス」、ランサーズ株式会社「ランサーズ」)
✅報酬:1記事(2,000文字)3,000円~20,000円
私の体験談
医療の知識を活かせる仕事なので、自分の経験が役に立っていると実感できます。
特に、専門的な内容をわかりやすく伝えることで、読者の健康意識を高められるのがやりがいです。
案件によっては単価も高く、在宅で自由に働ける点も魅力的です。
しかし、デメリットもあります。医学的な正確性が求められるため、情報収集やチェックに時間がかかります。
また文章を書くのが苦手な方は、改めて勉強しなければなりません。
信頼されるライターになるには、実績や資格が必要で、最初はなかなか仕事が取れませんが努力次第でスキルも収入も上げられる仕事なので、在宅で働きたい方にはおすすめです。
医療系YouTube・ブログ運営
✅仕事内容:YouTubeやブログで医療・健康に関する情報を発信し、広告収入を得る仕事です。
例えば「看護師向けの勉強動画」「ママ向け健康アドバイス」など、テーマ次第で多くの視聴者にリーチできます。
✅始め方のポイント
・YouTubeのチャンネルを開設し、定期的に動画を投稿
・ブログを立ち上げ、SEO対策をしながら記事を増やす
・アフィリエイトや広告収入で収益化
✅報酬:月収数千円~100万円以上
私の体験談
医療系のYouTubeとブログを運営しています。
最初はなかなか伸びませんでしたが、続けるうちに視聴者や読者が増え、コメントで「役に立った」と言われるのが励みになっています。
特に、自分の知識を活かしながら、収益を得られるのが魅力です。
しかし、デメリットもあります。動画や記事の制作には時間がかかり、SEO対策や編集のスキルも必要です。
また動画や記事制作に時間はかかりますが、コンスタントに発信しないといけません。
私の体験上、少なくとも動画は1週間に1本以上、ブログの記事は3日に1本以上、更新したほうが良いと感じました。
更新が滞ると、せっかく増えてくれた視聴者も減ってしまいます。
さらに、収益化までに時間がかかるため、すぐに安定した収入にはなりません。
コツコツと続けられる方にはおすすめできますが、すぐに収入化したいという方にはおすすめできないコンテンツです。
医療系オンライン講師
✅仕事内容:看護学生向けの講義、医療従事者向けのスキルアップ講座、一般向けの健康講座などをオンラインで提供する仕事です。
✅始め方のポイント
・Udemyやストアカなどのオンライン講座が可能なプラットフォームを活用
・Zoomで個別レッスンを提供
・自分の得意分野に特化した講座を作る
✅報酬:1回の講座5,000円~50,000円
資格を取りたてで臨床経験のない看護師には難しいものばかりではありますが、経験さえあれば、在宅でできる仕事は工夫次第で無限に広がります。
まずは自分の得意分野や興味のある分野からスタートし、小さく始めるのがおすすめです!
私の体験談
オンライン講師は、スキルさえあれば、自宅で簡単に始められる在宅ワークです。
Zoomでの個別レッスンもできますが、スタートはUdemyやストアカなどのプラットフォームから始められることをおすすめします。
手数料はかかりますが、始めたばかりで個別で顧客を集めるのはとても困難です。
リピーターを少しずつ増やしながら手を広げていくことをおすすめします。
看護師ママが在宅で仕事をするデメリットは?
看護師ママが在宅で仕事をするデメリットはあるのでしょうか。
在宅ワークには多くのメリットがありますが、当然ながらデメリットも存在します。
ここでは、看護師ママが在宅で仕事をする際に直面しやすい課題を解説します。
1. 収入が不安定になりがち
病院やクリニック勤務とは異なり、在宅ワークは完全出来高制や案件ごとの報酬制が多いため、収入が不安定になりやすいです。
✅解決策
・複数の収入源を持つ(ライティング+オンライン相談など)
・安定した案件を持つ(定期契約のクライアントを増やす)
・貯金を確保しておく(収入の波に備える)
私の体験談
私は常に収入の柱を複数持つようにしています。
なぜなら、どの仕事も波があり、稼げるときと稼げない時があるからです。
「稼げない」状態では生活が成り立たないため、ひとつの仕事の収入が減少している時は、他の収入でカバーできるように、複数の収入源を持つようにしています。
いずれにしても、根気がいる仕事なので、病院で働く時以上に自制心とマインドの強さが試されている気になります。
2. 仕事と育児の両立が難しい場合もある
在宅ワークなら子どもと一緒に過ごせるのは魅力的ですが、仕事中に子どもが泣いたり、家事が増えたりして集中しにくいこともあります。
✅解決策
・仕事の時間を明確に決める(例:午前中は仕事、午後は育児)
・パートナーや家族と役割分担する
・保育サービスを活用する(一時保育、ファミリーサポートなど)
3. 仕事の受注・集客が課題
在宅ワークを始めたばかりのころは、どうやって仕事を取るか分からないと悩むことが多いです。
特に、医療ライターやオンライン健康相談などは、クライアントや相談者を自分で見つける必要があります。
✅解決策
・クラウドソーシングを活用する(ランサーズ、クラウドワークスなど)
・SNSやブログで発信して認知度を上げる
・スキルアップのための学習を続ける(ライティング講座、マーケティング勉強など)
4. 孤独を感じることがある
病院勤務では同僚とコミュニケーションを取る機会が多いですが、在宅ワークでは基本的に一人で作業することが多く、孤独を感じやすいです。
✅解決策
・オンラインのコミュニティに参加する(フリーランス看護師のグループなど)
・定期的に友人や元同僚と交流する
・仕事と趣味のバランスを取る
5. スキルアップの機会が減る可能性
病院やクリニックでは研修や勉強会が定期的にありますが、在宅ワークでは自ら学び続けないとスキルが伸びにくいです。
✅解決策
・オンライン講座やセミナーを活用する(Udemy、ストアカなど)
・専門書を読んで知識をアップデートする
・実務経験を積むためにボランティア活動をする
在宅ワークには魅力が多いですが、収入の不安定さや仕事と育児の両立、集客の難しさなどの課題もあります。
しかし、事前にしっかりと対策を立てておけば、これらのデメリットを最小限に抑えることができますね。
看護師ママが在宅で仕事をするメリットは?
看護師ママが在宅で仕事をするメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
在宅ワークにはデメリットもありますが、それ以上にメリットが多いのが魅力です。
ここでは、看護師ママが在宅で働くことで得られる5つのメリットを紹介します。
1. 子どもと一緒に過ごす時間が増える
病院勤務では長時間のシフトや夜勤があり、子どもと過ごす時間が限られてしまいます。
しかし、在宅ワークなら自分で働く時間を調整できるため、子どもの成長をそばで見守ることができます。
✅具体例
・午前中は仕事、午後は子どもとの時間など柔軟なスケジュールが可能
・保育園や幼稚園の送り迎えがしやすい
・子どもの体調が悪いときでもそばにいてあげられる
私の体験談
子育てママにとっての、在宅ワークの最大のメリットは、子どものタイミングに合わせられることだと感じています。
子どもが乳幼児なら、お昼寝の時間や夜眠った後に仕事ができます。
幼稚園・保育園・こども園、小学校などに通っていたら、家にいない間に仕事をこなすことができます。
仕事の時間を自分で管理できるので、運動会も授業参観も卒業式も問題なく出席できます。
子どもと目いっぱい関わるなら、在宅ワークが最適です。
2. 通勤が不要!時間とお金の節約になる
病院やクリニック勤務の場合、通勤時間が片道30分~1時間かかることも珍しくありません。
在宅ワークなら、移動時間がゼロになるため、その分を仕事や家族との時間に充てられます。
✅メリット
・通勤時間がない分、1日1~2時間の余裕が生まれる
・満員電車や渋滞のストレスがなくなる
・交通費がかからないため、年間で数万円~十数万円の節約につながる
3. スキルアップしながら柔軟な働き方ができる
在宅ワークは、自分のペースで新しいスキルを習得しながら働くことができます。例えば、ライティングスキルやマーケティング知識を身につければ、収入を増やすことも可能です。
✅具体例
・医療ライターとして経験を積み、書籍出版につなげる
・オンライン講師としてスキルアップし、講座を開講する
・YouTubeやブログを活用し、情報発信を仕事にする
スキルを磨くことで、将来的により安定した収入を得られる可能性が広がります。
4. 人間関係のストレスが少ない
病院やクリニックでは、上司や同僚との関係がストレスになることもあります。
しかし、在宅ワークなら基本的に自分一人で仕事をするため、人間関係の悩みが少なくなります。
✅メリット
・職場の人間関係に悩まされることがない
・上司や同僚の目を気にせず、自分のペースで仕事ができる
・ストレスが減ることで、心の健康を保ちやすい
もちろん、クライアントや取引先とのやり取りはありますが、必要以上に人間関係に振り回されることはありません。
5. 自分のライフスタイルに合った働き方ができる
在宅ワークは、「どの仕事をするか」「どれくらいの時間働くか」を自分で決められるため、ライフスタイルに合わせた働き方が可能です。
✅具体例
・子どもが小さいうちは短時間の仕事にし、成長したら本格的に稼ぐ
・家事や育児を優先しながら、スキマ時間に仕事をする
・副業からスタートし、軌道に乗ったら本業にする
このように、ライフステージに応じて働き方を調整できるのは大きなメリットです。
\看護職の利点・欠点をまとめた記事はこちら!/

看護師ママが在宅で仕事をするための手順
在宅ワークを始めるには、ただ「やりたい!」と思うだけではなく、しっかりとした準備と計画が必要です。
ここでは、各仕事の具体的な始め方をステップごとに解説します。
オンライン健康相談を始める方法
① 必要な資格やスキルを確認する
看護師資格を活かして健康相談を行う場合、医師法に抵触しない範囲でアドバイスを提供することが重要です。
診断や処方はできませんが、「生活習慣のアドバイス」「育児相談」などは可能です。
② プラットフォームを選ぶ
オンライン健康相談は、以下の方法で提供できます。
- LINEやZoomを活用した個別相談
- 「ココナラ」「タイムチケット」などのサービスを利用
- SNSを活用し、相談希望者を募る
③ 集客を始める
- ブログやInstagramで健康に関する情報を発信
- 看護師の知識を活かした無料相談イベントを開催し、認知度を高める
- 口コミを増やし、リピーターを獲得する
収入目安:1回30分 3,000円~10,000円
医療ライターとして仕事を得るコツ
① クラウドソーシングに登録する
初心者でも案件を獲得しやすいサイト
・クラウドワークス(https://crowdworks.jp/)
・ランサーズ(https://www.lancers.jp/)
② ポートフォリオを作成する
自分の得意な分野をアピールするために、医療記事のサンプルを用意すると仕事が取りやすくなります。
③ SEOやライティングのスキルを磨く
医療ライティングでは、正確な情報+SEO対策が求められるため、勉強をしながらスキルアップしましょう。
収入目安:1記事(2,000文字)3,000円~20,000円
③ 看護師やスタッフを確保する
個人で始めることもできますが、看護師・事務スタッフを雇うと運営がスムーズになります。
収入目安:月収50万円以上も可能
YouTubeやブログで収益化する手順
① テーマを決める
例
・看護学生向けの勉強動画
・妊娠・育児に関する情報発信
・健康や病気予防の知識
② 動画や記事を継続的に投稿する
YouTubeなら週1回以上の投稿が理想。ブログなら月10記事以上を目指しましょう。
③ 収益化する方法
- YouTube:広告収入(Google AdSense)、企業案件
- ブログ:アフィリエイト(医療関連の商品紹介)、Google AdSense
収入目安:月収数千円~100万円以上
医療系オンライン講師になるための方法
① 教える分野を決める
例
・看護学生向けの「国家試験対策講座」
・一般向けの「家庭でできる応急処置」
・看護師向けの「キャリアアップ講座」
② 講座を提供するプラットフォームを選ぶ
- Udemy(動画講座を販売)
- ストアカ(オンライン講座を開催)
- Zoomを使った個別レッスン
③ 受講者を集める
- SNSやブログで情報発信
- 無料セミナーを開催し、集客する
- 口コミやレビューを活用し、信頼度を上げる
収入目安:1回の講座5,000円~50,000円
✅在宅ワークを成功させるには、適切な準備と計画が必要です。
- オンライン健康相談は、SNSやプラットフォームを活用
- 医療ライターは、クラウドソーシングからスタート
- 訪問看護開業は、法人設立と役所の手続きを忘れずに
- YouTubeやブログは、長期的な視点で運営
- オンライン講師は、自分の得意分野を活かして講座を作る
これらの方法を実践すれば、看護師ママでも在宅で安定した収入を得ることが可能ですよ。
看護師ママが在宅で仕事をする際のよくある質問
在宅ワークを始めようと考えている看護師ママからよく寄せられる質問と、その回答をまとめました。
\夜勤なし・時短OKの職場記事はこちら!/

まとめ
この記事では、看護師ママが在宅でできる仕事の種類やメリット・デメリット、具体的な始め方について詳しく解説しました。
✅ 看護師資格を活かして在宅で働くことは十分可能!
✅ オンライン健康相談・医療ライター・YouTube運営・オンライン講師など、多くの選択肢がある!
✅ 在宅ワークには「収入が不安定」「仕事と育児の両立が大変」などのデメリットもあるが、工夫次第で解決可能!
✅ メリットとして、通勤不要・子どもと過ごす時間が増える・スキルアップしながら自由に働ける点が魅力!
✅ 成功のカギは「小さく始めてコツコツ続けること」!
「病院勤務は大変だけど、看護師資格を活かして働きたい…」
「子どもとの時間を大切にしながら収入を得たい…」
そんな思いを持っているなら、在宅ワークは理想の働き方を実現する大きなチャンス!
あなたのライフスタイルに合った仕事を見つけて、ぜひ一歩を踏み出してみてくださいね!
※本記事は筆者の体験および一般的な情報をもとに執筆されたものであり、医療・法律上の助言を行うものではありません。
実際の医療行為や法律判断については、医師・専門家へご相談ください。