こども園・保育園・幼稚園の看護師の仕事内容は?給料・採用条件もまとめて比較

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こども園と看護師

近年、子どもと関わる仕事として注目されている「こども園・保育園・幼稚園の看護師」。

本記事では、それぞれの施設での仕事内容の違いから、勤務形態や給料、採用条件まで詳しく比較・解説します。

病院勤務からの転職を考える看護師の方にも役立つ情報を網羅。

メリット・デメリット、よくある質問も取り上げ、働き方を具体的にイメージできる構成です。

看護師資格を活かして子どもの成長を支える仕事に興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

こども園・保育園・幼稚園で看護師が担う仕事内容とは

こども園・保育園・幼稚園で看護師が担う仕事内容とはどのようなものなのでしょうか。

こども園・保育園・幼稚園の看護師業務の違いは?

こども園・保育園・幼稚園では、施設の目的や対象年齢によって看護師の仕事内容に差があります

保育園とこども園は0歳児からの保育を行うため、乳児の体調管理や発熱・下痢などへの対応が日常的に発生します。

一方、幼稚園は3歳以上の子どもが対象で、健康観察や軽度の体調不良の対応が中心です。

こども園は教育と保育の両面を兼ねるため、業務範囲が広くなる傾向があります。

▼ 各施設の特徴比較表

施設種別対象年齢主な目的看護師の主業務特徴
保育園0〜5歳保育健康管理・応急処置医療ケア多め
幼稚園3〜5歳教育健康観察・衛生指導教育重視
こども園0〜5歳教育+保育多様な保健対応総合業務型

看護師の体験談(こども園勤務・32歳)
こども園に勤めて5年目ですが、保育園のように赤ちゃんの対応をしつつ、幼稚園的な健康教育も行うので、看護師としての柔軟性が問われます。

0歳児の急変対応と、年長さんの保健指導を同じ日に行うなど、日によって仕事内容はバラバラ。

でもその分、子どもたちの成長に幅広く関われる点がやりがいになっています。

日常的な健康チェックと応急対応

看護師の主な役割のひとつが、子どもたちの体調管理と応急対応です。

登園時には視診・検温などで体調不良の兆候を確認し、発熱・下痢・ケガといったトラブルがあれば迅速に対応します。

保育士と連携して状況を判断し、必要に応じて保護者へ連絡・医療機関への受診を促します

特に0〜2歳児は症状が急変しやすいため、常に注意深く観察する力が求められます

看護師の体験談(保育園勤務・28歳)
熱を出してぐったりした0歳児を、保育士と協力してすぐに保護者へ連絡。

受診の際は私が経過をメモして渡しました。

小さな子は自分で不調を伝えられない分、表情や呼吸の変化を見逃さないようにしています。

最初は不安でしたが、経験を重ねて自信がつきました。

感染症予防と衛生管理の実施

保育・教育施設は集団生活の場であり、感染症対策は極めて重要です。

インフルエンザや手足口病、胃腸炎などが流行しやすく、看護師はその予防に積極的に関わります

具体的には手洗い指導、消毒液の設置・管理、体調不良者の隔離対応などを行います。

また、職員への衛生教育も担い、保健マニュアルの見直しや感染症発生時の報告書作成も重要な業務です。

看護師の体験談(幼稚園勤務・35歳)
冬は感染症との戦い。インフルエンザの流行を防ぐため、手洗いの歌や紙芝居を作って子どもたちに伝えました。

園内の消毒は一日何回も行います。

正直、医療技術よりも“教育”としての力が問われる場面が多く、看護師というより保健室の先生のような感覚です。

書類作成と保健指導(保健だより等)

看護師は保健だよりの作成や健康記録の管理など、事務的な業務も日常的に行います。

毎月の健康観察結果をもとに、保護者へのフィードバックを行ったり、子ども向けの保健指導を実施したりするのも役割です。

季節に応じたテーマ(虫刺され対策、熱中症予防など)で保健教育を企画することもあり、表現力や伝える工夫が求められます。

看護師の体験談(こども園勤務・30歳)
月1回の保健だよりはイラスト入りで作成し、読みやすさにこだわっています

保護者の方から“わかりやすくて助かる”という声をもらえたときは本当に嬉しいです。

保健指導も最初は緊張しましたが、紙芝居や人形劇を交えて楽しんでもらえるよう工夫しています。

保育士への医学的サポート・研修

園内で唯一の医療職である看護師は、保育士が子どもの体調について不安を感じたときの相談相手にもなります。

擦り傷の応急処置、感染症の疑い、アレルギー対応など、判断が必要な場面で保育士をサポートします。

さらに、園内研修の講師として応急処置講習や衛生指導を行うこともあり、信頼される存在としての役割が求められます。

看護師の体験談(保育園勤務・40歳)
アレルギーのある子の対応や、発熱時の処置について保育士さんからよく相談を受けます

知識だけでなく、“安心できる態度”が大切だと気づきました。

園内研修でAEDの使い方を教えたとき、みんな真剣に聞いてくれて、医療職としての役割を実感しました。

こども園・保育園・幼稚園の看護師の勤務形態とシフトの特徴

こども園・保育園・幼稚園の看護師の勤務形態とシフトの特徴にはどのようなものがあるのでしょうか。

日勤中心/夜勤なしの働き方

こども園・保育園・幼稚園に勤務する看護師は基本的に日勤のみで、夜勤がないのが大きな特徴です。

勤務時間は施設により異なりますが、7:30〜18:30の間でシフト制を採用しているところが多く、病院勤務と比べて家庭との両立がしやすいです。

週末休みの園も増えており、子育て中の看護師やライフスタイルを重視する人にとって働きやすい職場といえるでしょう。

看護師の体験談(こども園勤務・36歳)
前職の病院では夜勤明けで体調が崩れることも多かったのですが、こども園に転職してからは生活リズムが安定しました

夕方には仕事が終わるので、家族との時間も増えて、気持ちにゆとりができました

夜勤がないだけで、こんなにも体力的・精神的に変わるとは思いませんでした。

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早番・遅番・土曜出勤の実例スケジュール

看護師も園の開園時間に合わせてシフト勤務を行うことがあります

たとえば、早番は7:30〜16:30、遅番は10:30〜19:00などのパターンがあり、保育士と同様に交代制で働く場合があります。

また、隔週または月1回程度の土曜出勤がある園もありますが、平日に代休を取ることが可能です。

勤務条件は園により異なるため、事前確認が重要です。

看護師の体験談(保育園勤務・29歳)
私は早番が週2回、土曜出勤は月1回程度です。

早起きは少し大変ですが、夕方の時間を自由に使えるのが魅力です。

シフトは前月に決まるので予定も立てやすく、生活のペースが整いました。病院勤務時代の不規則な勤務に比べると、体も心もずっと楽ですね。

常勤 vs 非常勤の違い

常勤の看護師は園全体の健康管理や職員教育など幅広い業務を担う一方、非常勤は限られた時間内での応急対応や健康チェックに特化する傾向があります。

非常勤は子育て中や副業として働く人に人気があり、1日4〜6時間勤務、週3〜4日という勤務スタイルも可能です。

ただし、施設によっては非常勤に保健指導や記録管理を求めるケースもあります。

看護師の体験談(幼稚園非常勤勤務・42歳)
子育て中なので非常勤で週3日勤務しています。

午前中のみの勤務で、健康チェックと軽度のケガ対応が主な業務です。

側も子育てに理解があり、急な休みにも柔軟に対応してくれるので本当に助かっています。

収入は限られますが、働きやすさを優先できる点に満足しています。

こども園・保育園・幼稚園の看護師の給料事情

こども園・保育園・幼稚園の看護師の給料事情についてご紹介します。

平均年収・月収まとめ(私立/公立)!こども園・保育園・幼稚園の違いは?

看護師の給与は施設の運営形態や地域によって異なります。

私立の保育園・こども園では月給20万〜26万円程度が相場で、年収は300万〜400万円

公立施設では地方自治体の給与基準により、年収400万〜500万円も可能です。

幼稚園は就業時間が短くなる傾向があるため、月給18万〜24万円とやや低めです。

施設ごとの給与水準を把握して職場選びの参考にしましょう。

▼ 施設別 給与比較表

施設種別月給目安年収目安特徴
保育園(私立)20〜26万円300〜400万円勤務時間長め
手当あり
幼稚園(私立)18〜24万円280〜360万円教育重視
短時間勤務が多い
こども園(公立)22〜30万円400〜500万円公務員待遇
福利厚生が安定

看護師の体験談(こども園勤務・38歳)
以前は病院で働いていて夜勤込みで月収30万以上でしたが、こども園に転職してからは手取りは下がりました

それでも、日勤のみでこの給与なら納得しています。

安定した収入と、育児と両立できる勤務体系が魅力ですね。賞与が出るのも嬉しいポイントです。

病院看護師との収入比較

病院勤務では夜勤や交替制勤務による手当が上乗せされるため、平均年収は500万円以上となるケースが一般的です。

それに比べて保育・教育施設では夜勤がない分、基本給+手当のみで構成され、収入はやや控えめです。

ただし、精神的・肉体的な負担は少なく、ワークライフバランスを重視する人には適した選択肢といえます。

看護師の体験談(元病院勤務・現在は保育園・33歳)
病棟勤務の頃は高収入でしたが、体力的に限界を感じて保育園に転職しました。

収入は確かに下がりましたが、毎日子どもたちの笑顔に囲まれて働けるのが何よりの報酬です。

帰宅後に家事ができる余裕もあるし、今の生活のほうが長く続けられると実感しています。

非常勤や准看護師の場合

非常勤の場合は時給制が基本で、時給は1,400円〜1,800円程度が相場です。

勤務日数や時間に応じて月収が大きく変わるため、収入は不安定になりやすい面もあります。

准看護師も勤務は可能ですが、採用は正看護師が優遇される傾向があり、施設によっては正看のみ募集のケースもあるため、事前に確認が必要です。

看護師の体験談(非常勤勤務・准看護師・45歳)
准看護師として非常勤で週3日働いています。

子育てが落ち着いたタイミングで再就職しました。

時給制なので収入は限られますが、働き方に自由度があり、家庭と両立しやすい点がありがたいです。

資格的に正看よりは選択肢が狭いですが、それでも受け入れてくれる園があるのは心強いですね。

こども園・保育園・幼稚園の各採用条件と配置基準まとめ

こども園・保育園・幼稚園の各採用条件と配置基準についてまとめてみました。

配置義務の有無(0歳児数による基準)

保育園・こども園では、0歳児が在籍している場合に看護師の配置が義務づけられるケースがあります

目安としては「0歳児6人につき1人の保育士」が必要で、その補助として看護師を配置する形です。

幼稚園では看護師の配置義務は基本的にありませんが、園の方針で任意に配置される場合もあります

配置義務の有無は施設の種類と0歳児の受け入れ有無に大きく左右されます。

看護師の体験談(保育園勤務・41歳)
私が勤めている保育園は0歳児が20名以上いて、看護師配置が義務づけられています。

保育士さんと協力して健康観察を行い、体調不良時には即座に対応します。

配置義務があると、自分の仕事が明確でやりがいがありますし、園の中でも医療職としての立ち位置がしっかりしています。

正看護師と准看護師の違い

こども園・保育園・幼稚園では、原則として正看護師・准看護師のどちらでも勤務可能です。

ただし、正看護師はより幅広い業務を担うことができるため、採用においては優遇される傾向があります。

とくに保健指導や感染症対応、職員研修などの場面では、医療知識の深さや判断力が重視されるため、正看の方が有利に働くケースが多くなります。

看護師の体験談(幼稚園勤務・正看護師・34歳)
幼稚園で働くにあたり、正看護師の資格が採用の決め手になったと聞きました。

職員研修や感染症マニュアルの整備など、判断が求められる仕事を任される場面も多く、看護の知識を活かせる環境です。

准看の方も活躍されていると思いますが、私自身は正看で良かったと実感しています。

求められるスキル・経験(小児科経験など)

こども園・保育園・幼稚園では、病院と異なり「子どもとの接し方」「保護者対応」「保育士との連携力」といったコミュニケーションスキルが重要です。

小児科やNICUでの勤務経験があると歓迎されることが多く、発達段階に応じた対応ができる力が求められます。

また、保育現場での経験がなくても、子育て経験や柔軟な対応力が評価されるケースもあります

看護師の体験談(こども園勤務・元NICU勤務・37歳)
以前はNICUで働いていたので、子どもの病状を観察する力には自信がありました。

保育の現場は医療とは違う文化ですが、子どもたちの成長を見守る視点が共通していて、やりがいを感じます。

最初は保護者対応が不安でしたが、今では信頼される存在になれたと実感しています。

こども園・保育園・幼稚園で働くメリット・デメリット

こども園・保育園・幼稚園で働くメリット・デメリットについてお伝えします。

メリット:ワークライフバランス・子どもとの関わり

この職場の最大の魅力は、日勤のみで規則的な勤務が可能なこと。

夜勤や残業が少ないため、プライベートの時間を確保しやすく、特に子育て中の看護師にとって働きやすい環境です。

また、医療現場では味わえない「子どもの成長を日々見守れる」点も大きなやりがいにつながります。

看護スキルを活かしながら、あたたかい環境で働きたい方に適しています。

看護師の体験談(保育園勤務・子育て中・35歳)
2人の子育て中で、夜勤なし・定時退勤の保育園は理想的な職場です。

以前の病院勤務では子どもの寝顔しか見られない日もありましたが、今は夕方に一緒に遊ぶ時間が持てています。

毎日『先生〜!』と抱きついてくれる子どもたちに癒され、心が満たされています。

デメリット:給料水準・責任の重さ・保育士との連携

一方で、医療機関に比べると給与水準が低く、医療行為が限られるためスキル維持が難しいという声もあります。

看護師が1人配置の園も多く、判断を一任される責任の重さも無視できません。

また、保育士との連携や立場の違いから業務分担が曖昧になり、戸惑う場面もあるため、コミュニケーション能力が求められます。

看護師の体験談(こども園勤務・30歳)
こども園では看護師が私1人なので、すべての判断を任されるプレッシャーがあります。

保育士さんと役割分担がうまくいかず、最初は戸惑うこともありました。

でも、丁寧に話し合うことで信頼関係が築け、今では保育士さんから頼りにされる存在になれました。

スキル面での課題(医療行為の減少等)

保育・教育現場では、医療処置の機会が非常に限られており、採血・注射などの技術を使うことはほとんどありません

そのため、臨床スキルを維持したい人にとっては物足りなさを感じる場面もあります。

一方で、感染症対応や保健指導といった予防医学的な知識が活かされるため、新たな分野へのスキルシフトと考えることもできます。

看護師の体験談(幼稚園勤務・元急性期病棟・39歳)
以前は急性期病棟で働いていましたが、今の園では注射も採血も一切ありません。

最初は“物足りなさ”を感じましたが、今では『予防と教育』という新しい視点で看護ができる楽しさを感じています

子どもたちと関わることで、癒されながら仕事ができるのも魅力です。

こども園・保育園・幼稚園で働くのに向いているのはこんな人

こども園・保育園・幼稚園で働くのに向いているのはどのような方なのでしょうか。

以下の表は、施設の特性ごとに「どんな看護師が向いているか」をまとめたものです。

▼施設種別で選ぶ施設の向き・不向き

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施設種別向いている人の特徴理由・背景
保育園乳児との関わりが好き
迅速な応急対応に自信がある
0〜2歳児対応が多く、体調の急変も多いため
幼稚園子どもへの保健指導が得意
教育的関わりをしたい
教育中心のため、予防・指導の役割が強い
こども園柔軟に幅広く対応できる
子どもの成長全体を見守りたい
保育+教育の両方を担う複合型施設のため

こども園・保育園・幼稚園は、それぞれ異なる年齢層・業務内容に対応する施設であり、看護師に求められる適性も変わります。

保育園では乳児への細やかなケア能力が必要、幼稚園では保健指導や教育支援力、こども園ではその両方に対応できる柔軟性が問われます。

転職を検討する際は、自分の得意分野や志向に合う施設を選ぶことが大切です。

また子育て中かどうか、育児経験があるかどうかで選ぶというのも一つの方法なので、以下の表にまとめてみました。

▼子育て中かどうかで選ぶ施設の向き・不向き

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看護師の状況向いている施設理由・特徴
未婚保育園
こども園
体力があり急変対応にも柔軟、幅広い経験が積める
未就学児の子育て中保育園日勤のみ、育児と両立しやすい、同じ目線で子どもに接しやすい
小学生以上の子育て中こども園保育・教育の両面に対応しやすい、時間の調整もしやすい
育児経験あり幼稚園
こども園
教育への理解が深く、落ち着いた対応・保健指導に強み
子育て終了後
ブランク復帰
幼稚園短時間勤務・軽度な健康管理中心で復帰しやすい

職場を選ぶ時には、勤務形態、給与も大事な指標。

総合的に判断するには以下の表をご参考にしてみてください。

▼勤務形態・給与・家庭との両立で見る施設ごとの適性比較

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施設種別勤務形態の柔軟性平均給与(月給)家庭との両立のしやすさ総合評価
保育園△(シフト制あり)20万〜26万円○(ただし行事対応あり)★★★☆☆
幼稚園◎(短時間・定時)18万〜24万円◎(定時退勤・休暇多め)★★★★☆
こども園○(柔軟な対応可)22万〜30万円○(フルタイム多め)★★★★☆

幼稚園・保育園・こども園の施設選び10のチェックポイント

以下のチェックリストは、看護師ママが安心して長く働ける園を見極めるために重要な視点をまとめたものです。

転職・復職を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

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チェック項目内容
1. 勤務時間の柔軟さ時短勤務・シフト調整が可能かどうか確認しましょう。
2. 急な休みに対する理解子どもの発熱などによる急な休みに柔軟に対応してもらえるか?
3. 子育て中のスタッフ数ママスタッフが多いと、相互理解が生まれやすいです。
4. 残業の有無と頻度園によっては行事準備で残業が発生することも。要確認。
5. 医療対応の範囲看護師の業務内容が明確で、医療行為の責任範囲が整理されているか?
6. 休憩時間の確保実質的にしっかり休めるかも重要なポイントです。
7. 勤務日数・曜日の相談可否週3日勤務など、家庭との両立ができるか要確認。
8. 子どもの行事への理解卒園式・運動会など、家族イベントに配慮があるか?
9. 通勤距離・交通手段通いやすさも働きやすさに直結します。
10. 職場の雰囲気スタッフ同士の関係性や園全体の雰囲気は必ず見学時にチェック。

こども園・保育園・幼稚園に関するよくある質問

こども園・保育園・幼稚園に関するよくある質問についてまとめました。

子ども園と幼稚園、保育園の違いは?

保育園は0歳〜5歳の子どもを対象に「保育」が中心、幼稚園は3歳〜5歳を対象に「教育」を行う施設です。

こども園は両者の機能をあわせ持ち、保育が必要な家庭と教育目的の家庭どちらにも対応可能な総合施設です。

それぞれの目的が異なるため、看護師の業務範囲や必要な対応も若干異なります。

応募時には施設の種別を必ず確認しましょう。

看護師はそもそも必要?配置基準は?

保育園・こども園では、0歳児の人数に応じて保育士とは別に看護師の配置が推奨または義務づけられています

特に医療的ケア児や、感染症への備えとして医療職がいる意義は大きいです。

幼稚園では義務はありませんが、任意で配置している園もあります

近年では保護者からの安心感にもつながり、看護師配置を積極的に導入する園が増えています。

転職しやすい?年齢・経験による影響は?

年齢よりも「子どもと関われる人柄」や「育児経験」「柔軟な対応力」が重視されます。

特に30〜40代の子育て中または子育て経験のある看護師は、保護者や保育士とのコミュニケーション力が評価されやすく、採用されやすい傾向です。

小児科・NICU・訪問看護などの経験があるとより有利ですが、未経験でもやる気があれば採用の可能性は十分あります。

\小児科クリニックの看護師の仕事内容はこちらをご覧ください!/

ブランク明けでも働ける?

はい、多くの施設でブランクがあっても歓迎されています

特に保育園や幼稚園では、医療行為が少ない分「臨床スキルより人柄」や「育児経験」が重視される傾向があります。

子どもに寄り添う姿勢や、保育士との連携力が求められるため、丁寧な対応ができる方には向いている職場です。

実際に、子育てが一段落してから復職した看護師も多く活躍しています。

\ブランクがありの復職体験談はこちらをご覧ください!/

非常勤での勤務実態は?

非常勤看護師は週2〜4日、1日4〜6時間程度のシフトで働くことが多く、子育て中や他職との兼業を希望する方に人気です。

業務は主に健康チェックや応急対応が中心で、正職員ほどの責任や書類業務は課されないことが多いですが、園によっては保健指導や衛生管理も担当する場合があります。

時給は1,400円〜1,800円程度が相場です。

まとめ

こども園・保育園・幼稚園で働く看護師には、それぞれの施設ごとの違いを理解し、自分に合った職場を選ぶことが大切です。

配置基準や仕事内容の違いはもちろん、年齢や育児経験によっても向いている施設が異なります。

特に子育て中の看護師には、日勤のみ・柔軟な勤務体系が整っている園が適しており、非常勤勤務も含めて多様な働き方が選べます。

また、ブランクがある方でも受け入れている園は多く、人柄や柔軟な対応力を重視する傾向にあります。

不安を感じる前に、自分のライフステージやキャリアに合った働き方を見つけましょう。

事前に質問や懸念を明確にしておくことで、安心して転職活動に臨むことができます。

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