看護師ママにオススメの救急外来の実態は?働きやすい勤務形態と仕事内容を解説!

救急外来 共働き看護師ママのキャリア
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看護師ママとして働きやすい病院や部署はどこか、外来はどうか、救急はどうかと探し悩まれている方も多いのではないでしょうか。

子育てと仕事の両立はなかなか大変ですよね。

病院の中で看護師ママに人気の部署と言えば、外来があります。一般外来、と呼ばれる部署ですね。

外来は夜勤がまずありませんし、残業の可能性もとても低い部署です。

このため競争率もそれなりに高いでしょう。

そんな時にオススメなのが救急外来です。

一般的には24時間体制で救急車を受け入れるという印象の「救急」ですが、じつは「救急」にもいろいろな種類があるんです。

私がオススメするのは、一般外来とほとんど変わらない勤務形態の救急外来

ではこの救急外来の勤務形態や仕事内容についてご紹介したいと思います。

看護師ママにオススメの救急外来の実態は?

救急外来

看護師ママにオススメの救急外来とは、どのような場所なのでしょうか。

それはズバリ救急指定のない病院の救急外来です。

救急外来は、急な疾患やけがの患者さんを受け入れる場所です。

急な疾患やけがの患者さんを受け入れるというと「救急指定されているのでは?」とお思いになるかもしれませんね。

しかし救急指定のない病院でも救急外来を設置していることがあり、その中には看護師ママにとって働きやすい環境が整っている病院もあるのです。

看護師ママ
看護師ママ

救急指定ってなんでしたっけ?

飯野
飯野

日本の救急医療体制は一次(初期)救急、二次救急、三次救急に分かれているのですが、どれにも該当しない病院ってことですね。

看護師ママ
看護師ママ

救急指定のない病院だと何が違うのですか?

飯野
飯野

救急車は重症度に合わせて救急指定の病院に向かいます。つまり救急指定のない病院にはほとんど来ないということですね。

救急外来などの緊急医療の現場は、勤務時間の融通が効かないイメージがあるかもしれませんね。

しかし、救急指定のない病院での救急外来勤務は、夜勤も残業もほとんどありません

看護師ママにとって働きやすい環境と言えるでしょう。

私の体験談!
私は三次救急の病院と救急指定のない病院のどちらにも勤めたことがあります。

ひっきりなしに重傷者をのせた救急車が入る三次救急と、救急車のほぼ来ない救急指定のない病院では、勤務体制がまったく異なります。

24時間体制で受け入れている救急指定病院では、当然夜勤があります。

残業もありますが、これは配置されている人員や患者さんの症状でも変わってきますので一概には言えません。

ただ、重症度が高いほど手が要りますので、三次救急、二次救急、一次救急の順で残業が多くなると考えていいでしょう。

しかし救急指定のない病院ではそもそも夜間に人員がほとんど配置されません。

当直の医師、看護師はいても、救急外来には夜勤看護師を置いていないですし、残業もまずありません。

来られる患者さんは、症状の軽い方、あるいはこの病院をかかりつけとしている方です。

私は救急指定のない救急外来には三年勤めましたが、夜勤はもちろんありませんでしたし、残業も2回のみ。30分以内で帰宅できるものでした。

看護師ママが働きやすい救急外来の勤務形態

救急外来

看護師ママが働きやすい救急外来の勤務形態とはどのようなものでしょうか。

■年間スケジュール:土日祝休み (ほぼカレンダー通り)
■1日のスケジュール (下表参照)

病院によって時間も予定もある程度の誤差がありますが、だいたいは上記のようなスケジュールで進んでいきます。

私の体験談!
私が勤務していた救急指定のない病院では、救急担当の医師というのは存在しません。

曜日によって各科の医師が担当していました。

急患もほとんど来ませんので、多くは初診の患者さんを診ていました。

夜勤なし、残業ほぼなし、昼休みがずれ込むこともほとんどないという救急外来は、看護師ママにとってとても働きやすい職場でした。

院内保育所がついていればなおよし!

子どもたちと同じ生活リズムで働ける貴重な部署だと私は思います。

救急外来で働く看護師ママの仕事内容

救急外来

看護師ママが働きやすい救急外来の、仕事内容はどのようなものなのでしょうか。

救急外来での看護師の仕事内容は多岐にわたります。

主な業務としては、以下のようなものがあります。

患者の応急処置

救急外来では、一時的な治療や処置が必要な患者さんが多く見られます。

看護師は、急患や緊急の患者さんに対して、必要な処置や治療を行います

例えば、急性の痛みを伴う疾患や外傷の処置、薬の投与などがあります。

私の体験談!
救急指定の病院では一秒を争う処置も多々ありますが、私の経験上、救急指定のない病院の場合は、今すぐどうこうしなければならない症状というのはあまりありません。

患者さんが重なるとバタバタすることもありますが、たまにという程度です。

とはいえ、病棟や一般外来よりはずっと緊急性が高いので、安全で確実な処置やサポートが必要です。

救急外来の場合、まず一人にはなりません。他に看護師もいますし、医師も必ず近くにいます。

確認し合える環境ですので、処置に不安だと思う方は逆に安心できる環境なのではないかと私自身は思っています。

検査や診断のサポート

救急外来では、患者さんの症状や状態を正確に把握するために、様々な検査や診断が行われます。

看護師は、患者さんのバイタルサインの測定や、心電図の取得、各種検査の準備など、医師や技術職員のサポートを行います

具体的な仕事内容としては、以下のようなものがあります。

救急外来看護師の仕事内容
患者の受け入れとトリアージ:患者さんの状態を把握し、優先順位をつけて対応します。
検査の依頼と結果の確認…必要な検査を依頼し、結果を確認して適切な処置を行います。
処置や検査…患者さんの状態に合わせて処置や検査を行います。
薬の調剤と投与…医師の指示に基づいて薬を調剤し、患者さんに投与します。
経過観察と病状の評価…患者さんの経過を観察し、病状の評価を行います。

私の体験談!
落ち着いた部署であれば、最近は検査技師が心電図を取りますが、緊急性の高い部署では多くの場合看護師が取ります。

私も過去に多くの心電図を取ってきました。他の検査にしても、看護師が行うことがとても多いです。

また検査は行うだけではありません。検査結果を読み取るということも重要です。

それは医師の仕事だという方もいらっしゃいますが、確認は多いほど安全です。

一人の医師が見落としても、他の医師や看護師、検査技師、放射線技師など読み取る人間が多ければカバーできます。

緊急で慌ただしい部署であるからこそ、患者さんにとってより安心安全を心がけるべきだと私は思っています。

情報収集・情報提供とカウンセリング

救急外来では、急な病状やけがを抱えた患者さんやその家族に対して、適切な情報収集、情報提供、またカウンセリングを行わなくてはなりません。

看護師は、患者さんや家族に対して病状や治療方法、予後などを分かりやすく説明し、不安を軽減する役割を果たします。

飯野
飯野

この辺りは看護学校でよく学びましたね。

私の体験談!
患者さん、その家族、時には救急隊員から情報収集を行います。

同時に検査、治療方針、今後についての情報も提供していかなければなりません。

多くの場合は医者から提供される情報でも、医師の数は看護師より少ないため、効率と安心のためにも看護師が行うことは少なくないのです。

救急外来に訪れる方はイレギュラーで来られる方がほとんどです。

患者さんも家族も不安に思われている場合が多いので、私たち看護師は可能な限り患者さんと家族に寄り添って、安心できる場を提供していきたいですね。

もちろん安全が第一ですので、安全を守るための情報収集や情報提供はしっかり行わなければなりません。

まとめ

救急外来

私が自信を持って看護師ママにオススメできる救急外来は、『救急指定のない病院の救急外来』です。

院内保育が整っていればなお良いですね。

救急外来の勤務体制も看護師ママが働きやすく、土日祝休みでほぼカレンダー通りですし、残業が少ないところも多いのが特徴です。

救急外来の仕事内容について不安に思うこともあるかもしれませんが、まず一人きりになることはありませんし、医師も必ず近くにいます。

医師や他の看護師とも確認し合える環境ですので、安心して仕事ができます。

救急指定でない病院の救急外来は、子どもたちと同じ生活リズムで働ける、看護師ママにとってとても適した部署だと私は思います。

ぜひ参考にしていただければ幸いです。

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