看護師ママの中には、負担する家事について悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
家事に時間とエネルギーをかけることで、自身の体力が消耗し、育児や仕事にも影響が出てしまうこともあるでしょう。
しかし、家事負担を軽減するための効果的な方法を知ることで、より効率的に時間を使い、自分自身のケアや子供との時間を大切にすることができます。
そこで今回は、看護師ママの皆さんに向けて、私が実践している家事負担を軽減するためのコツや効果的な方法についてお伝えしていきます。
参考にしていただければ幸いです。
フルタイム看護師ママの効率的な家事負担軽減のコツ
フルタイム看護師ママの家事の負担を減らす方法には何があるでしょうか。
仕事に子育てに家事。この中で、もっとも安全に手を抜けるものが家事です。
他人の命を預かる仕事と、小さな命を育てる子育てが比較対象になるので、緊急性が下がります。
では看護師歴20年の私の効率的な家事時短術を具体的にご紹介します。
料理は時短を心がける
栄養バランスと時短を心がけて、工程の負担を軽減します。
私のつくる毎日の料理は基本的に30分以内に完成。手間暇かけた料理は余裕のある休日などに行っています。
洗浄、下ごしらえ、カット済の具材を活用
疲れ切ってしまった時は、具材を洗ったり、皮をむいたり、あくをとったり、カットしたりという工程がとても面倒になります。
そんな時は袋から出してすぐに調理できる、既に洗浄と下ごしらえ、カットがされた具材を使います。
我が家では、冷蔵千切りキャベツ、冷凍カットほうれん草、冷凍ミックスベジタブル2種を必ずストックしています。
水や湯で戻す乾物を活用
乾燥わかめ、乾燥マッシュポテト、乾燥ひじき、乾燥野菜など様々ありますが、我が家で大活躍しているのは乾燥あおさのりです。
スープやお味噌汁にそのままちぎって入れるだけで、数秒後においしくいただけます。
さらには大人も子どもも大好きですので、言うことなしのお助け食材です。
火を通さなくてもそのまま食べられる食材を活用
コーン缶、水煮大豆、ツナ缶、生ひじき、鰹節、豆腐など。
2分あれば余裕で一品できてしまう上に栄養価も高いです。
子どもたちの大好きな食材ということもあって、我が家では常にストックしています。
ミールキットを活用
必要な具材も調味料もすべてセットになったミールキットは、献立に悩む必要もありません。
人数分揃えておくだけです。
ほとんどは包丁も使わないので、お鍋やフライパンにあけて、煮たり炒めたりするだけで完成します。
少し割高ですが、料理が苦手な人でも作れて栄養面もカバーしてくれるのはありがたいですね。
我が家ではパパが利用して料理をつくっています。
完全食を活用
疲労度マックスの時は、完全食の商品を出します。
日清の完全メシ、もがなのカレー、ベースフードのパンやパスタ。今は栄養バランスにこだわった商品が増えてきました。
幼児用レトルト食品もありますので、私は疲れた時には遠慮なく活用しています。
洗う食器も減るので、気力体力尽きそうな時のお助け食品です。
掃除は道具で勝負
まずは毎日の掃除の負担を軽減。
細かなところは気力と体力が充実している時にやります。
ロボット掃除機を活用
初めて使った時、私がとても感動したのはロボット掃除機です。
ルンバなど高額な商品もありますが、我が家で使用しているのは3万円ほどのロボット掃除機。吸引以外に水拭きもしてくれます。
ロボット掃除機を使用するようになると、家族みんなが床に物を置かなくなりました。
ロボット掃除機がまんべんなく掃除をしてくれるように、ですね。
ロボット掃除機が及ばないところは自分で掃除しなければなりませんが、我が家では1週間に一度で済んでいます。
間取りや床材にもよりますが、ロボット掃除機は数ある掃除道具の中でも、私の一番のオススメです。
長い柄のついたスポンジでお風呂掃除
昔はお風呂用の小さなスポンジで、バスタブ、床、壁と掃除をしていましたが、バスタブの中に入ったり、足台を持ってきたりと、とても手間でした。
お風呂掃除は、私がもっとも苦手だった掃除です。
特にくたくたに疲れ切った時などは、床や壁を放置して、バスタブだけ掃除して終わることもありました。
しかし長い柄のついたスポンジを使用するようになってからは、ラクラクです。
床の上に立ったまま、バスタブ、壁、床、天井とすべて掃除ができます。
最近では、お風呂に最後に入った人がその役を担うようになりました。
小さなスポンジで洗っていた時はとにかくさぼろうとしていた家族も、長い柄のついたスポンジを使用するようになってからは、淡々とこなすようになりました。
長い柄のついたスポンジは100円均一でも売っています。
洗濯は全自動洗濯乾燥機と収納方法
洗濯物は一人分なら溜めても問題ありませんが、家族の分ともなると後が大変です。
少々雑でも機械に任せるのがオススメです。
全自動洗濯乾燥機の導入
とにかく、便利です。私は二層式(実家の方針で使用)、全自動洗濯機(一人暮らしの時に使用)、全自動洗濯乾燥機(1年前に使用開始)の順で使用してきたので、乾燥機能のすごさを実感しています。
ボタンひとつで乾燥まで仕上げてくれるので、最低限の清潔は保てます。
翌日には乾いていないと困る子どもの着替えも余裕で用意できますし、梅雨時などは心強い味方です。
コストが高いことと衣類の痛みがはやいことは残念な点ではありますが、洗濯のストレスは大幅に軽減します。
もちろん、繊細な素材のものや皴になっては困る衣類などには乾燥機能は使えませんので、使い分けも大事です。
ハンガーに吊るしたままクローゼットへ入れる。
乾燥機を使用しない衣類はハンガーに吊るしたままクローゼットへ移しています。
皴や型崩れを防いでくれる上に畳む手間がいらないので、いいこと尽くしです。
クローゼットがなければ押し入れにハンガーラックを入れて吊るすのもオススメです。
畳む作業がなくなると、時間にも余裕ができます。
買い物は宅配を活用
買い物の負担軽減には宅配がオススメです。
仕事終わりに、くたくたになってお店に行くのもつらいですが、子どもが一緒の買い物はとにかく時間がかかります。
私の場合、一人なら10分で終わる買い物も、子どもたちを連れて行くと1時間近くかかってしまいます。
この後にも家事が待っているので、買い物に使う気力と体力はできるだけ温存したいところです。
コープ・生協の宅配
いろいろな宅配を試しましたが、現在我が家が利用しているのはコープです。
食材から日用品まで幅広く取り扱っていて、指定した場所に置き配をしてくれるのもありがたいポイント。
冷蔵、冷凍食品にはそれぞれ専用の保冷剤がついているので、真夏でも問題なく受け取れました。
赤ちゃん用の商品、幼児用の商品も取り扱っているので、外出しづらいママには助かるサービスだと私は思います。
最近では、かさばるトイレットペーパーやティッシュペーパー、重量のある大容量洗剤などもこちらで注文しています。
とても楽です!
ミールキット宅配
献立を考えるのが面倒あるいは苦手な方にはミールキット宅配がオススメです。
私は1か月ほどお試しでヨシケイを利用していました。
栄養士がバランスを考えてつくった献立と、レシピつき食材が届きます。
短時間で作れるものばかりなので、うちではパパが主に活用してました。
ちなみに我が家が断念した理由は、好き嫌いの多い子どもに不評だったためです。
栄養バランス的にはオススメだっただけに残念です。
食材の定期宅配
こだわりの食材を定期的に届けてくれる宅配は、体に嬉しいですね。
我が家では1人目の子どもの育児休暇中にらでぃっしゅぼーやを利用していました。
食材すべてをまかなうというのは難しいですが、買い物の回数は確実に減ります。
ネットスーパー
定期ではなく、必要な時に必要なだけ注文するネットスーパー。これも心強い味方です。
我が家では賞味期限の長いものを特売の時にまとめて購入して倉庫に保存しています。
重量のあるものを宅配してもらえるというのはとてもありがたいです。
片付けには専用ボックスを用意
子どものおもちゃ、仕事用のあれこれ、本など散らかるものは様々です。
とりあえずは子どもたちに危険がないように片づけることが重要となってくるので、蓋つきのボックスを用意しておくと便利です。
忙しいときにはまず何でもボックスに片づけます。
ボックスをいくつか用意しておもちゃ用、その他用などと使い分けるのもいいですね。
使った後放置したものも、うっかり片づけ忘れたものも、ボックスを探せばすべて出てくるので、紛失防止にも役立ちます。
ボックスの中身は、心身共に余裕のある時に定位置に戻します。
ちなみに我が家では蓋をすると椅子になるタイプのボックスを利用しています。
子どもが乳幼児の時はバックルを縫い付けて、子どもたちの力では開けられないようにしていました。
とても重宝しましたのでオススメです。
フルタイム看護師ママのきつい家事ランキング
フルタイム看護師ママが負担に思う家事は何でしょうか。
長年看護師ママとして働いてきた私が負担に思った家事を、ランキング形式でご紹介します。
第1位料理
まず料理です。
食事、栄養の重要性に関しては、どなたも小学校から看護学校まで一貫して学んできたと思います。
私自身、料理自体は好きなので、独身の時は特に負担に感じませんでした。
負担に感じ始めたのは家族が増えてからです。
子どもたちには、年齢に合わせた食材を、年齢に合わせた調理で出さなければいけません。
また子どもたちにも好き嫌いがありますので、栄養やメニューとは日々葛藤です。
また私のパートナーは唯一食べられないグリーンピースさえ出さなければ文句を言うことはありませんが、好き嫌いの多い大人の方が同世帯にいると大変なのではないでしょうか。
第2位掃除
一人暮らしの時は毎日掃除をしなくてもさほど汚れはしませんが、家族が増えるととにかく汚れます。
床にはほこり、髪の毛、なぜか砂。子どもたちのこぼした食べ物などもあります。
窓や壁の掃除などはまだ放っておけますが、子どもたちは床にあるものを見つけるのがとても上手なので、そうそう放置もできません。
何でも口に入れてしまう年齢の子どもがいればなおさらです。
第3位洗濯
一人分、二人分ならば気にならなかった洗濯も、家族が増えると途端に負担になります。
特に小さい子どもは一日に何度も着替えたりします。
保育園や保育所を使用する場合は余分に服を用意しなければなりませんし、溜めておくこともできません。
一度に干す場所が限られている家であればなおさらです。
くたくたになって帰宅した時に見る大量の洗濯物は、気力がごっそり削られます。
第4位買い物
家族分の買い物ともなると、食材も日用品も地味に重いもの。
ひとりで買い物に行けるのであれば、それでも短時間で済ませられますが、子ども連れや家族全員で行くとなると、大移動です。
一人でなら10分で済ませられる買い物も、1時間以上かかってしまいます。
仕事帰りの買い物も疲れますが、買い物の後にも家事が待っているので、できるだけ回数を減らしたい業務です。
第5位片付け
子育て中は、とにかく家が散らかってしまいます。
子供のおもちゃや本。
保育園や保育所に必要なセット。
疲れが貯まっている時は仕事道具なども置きっぱなしになってしまいます。
パートナー次第ではさらなる惨状が待っています。
何でも口に入れてしまう年齢の子どもがいれば、おいそれと放置もできませんね。
まとめ
看護師ママの私が負担に思う家事と負担軽減方法についてまとめてみました。
カット具材、ロボット掃除機、食材や日用品の宅配など、全体的にはお金をかけて、時間と手間を解決している感じです。
もちろんお金を節約して家族で協力し合うというのも素晴らしい方法だと思います。
仕事も、家事も、子育ても、大半をママひとりで背負うというのは、とても過酷なことです。
少しでも自分の時間をつくって自身をケアをして、心身ともに充実した生活を送り、笑顔の素敵な看護師ママとして過ごしていただければ嬉しく思います。
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